マルチカラー3Dプリントモデル

多くのジェネレーターが真っ先に捨ててしまうのが色の情報です。Hi3Dはメッシュと一緒にクリーンなアルベドマップを保持するので、マルチマテリアルプリンターが本物の色情報をもとに動けます。

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プリント工程を通しても失われない色

AMS・MMU向けのテクスチャ付きメッシュ

BambuのAMS、PrusaのMMU、Mosaic Paletteといったマルチマテリアルシステムは、フィラメントを割り当てる前に、モデルのどの領域が何色なのかを把握する必要があります。その情報はどこかから供給されなければなりませんが、素のSTLはそれをまったく持っていません。Hi3DはメッシュとベイクしたアルベドマップをひとつにまとめたGLBを書き出すので、テクスチャ付き形式を読めるスライサーやカラーペイントツールが、面をひとつずつ手塗りさせることなく領域をそのまま取り込めます。デライティング処理の重要性はこの用途で最も高くなります。テクスチャに焼き込まれた影は、本物の色の変化として解釈され、専用のフィラメントを割り当てられてしまうからです。

くっきりした色の境界

マルチカラープリントの出来は、色と色の境界で決まります。ぼやけたグラデーションの多いテクスチャは、フィラメント切り替えのちらつき、無駄なパージ材、そして仕上がりの濁ったエッジを生みます。Hi3Dは実際のトポロジーから導いたUVレイアウトに対してテクスチャを生成するため、色の境界は元画像どおりの位置に乗り、シームをまたいでにじむことなくシャープなままです。スライサーでテクスチャをプリント可能なパレットに減色したとき、その明快な境界は斑点だらけの遷移帯ではなく、きれいなフィラメントの切り分けになります。

単色でプリントしたいときはSTL

プロジェクト内のすべてのモデルに色が必要なわけではありませんし、マルチマテリアルプリントは切り替えのたびに時間とパージ材を消費します。同じHi3Dの生成結果からは、テクスチャを一切持たない素のジオメトリであるSTLも書き出せるので、単色でプリントするパーツにはそちらを使えます。両方のルートを同じ再構築結果から得られるということは、単色版がマルチカラー版と寸法的に完全に一致するということです。長時間のマルチマテリアル出力に踏み切る前に、テストピースをプリントしてはめ合いを確認したいときに役立ちます。

マルチカラープリント用モデルの作り方

  1. マルチカラー3Dプリントモデルの生成用に、フラットな光で撮影された製品写真

    ステップ1:フラットな光で撮影

    色の再現はカメラの段階から始まります。色被りのない拡散光で均一に照らして撮影すれば、生成されるアルベドが照明の色温度ではなく被写体本来の色に一致します。強い影は、きれいな色分けの最大の敵です。

  2. マルチマテリアルプリント向けに、色再現性の高いテクスチャ付きメッシュを生成するHi3D

    ステップ2:メッシュとアルベドを生成

    Hi3Dはジオメトリの再構築と、デライティング済みアルベドのベイクを一度に行います。ブラウザでプレビューし、重要な色の領域がしっかり分かれ、表面の思ったとおりの位置に乗っているかを確認してください。

  3. マルチマテリアル対応スライサーで、Hi3Dが生成したモデルにフィラメントの色を割り当てる様子

    ステップ3:GLBを書き出してフィラメントを割り当て

    GLBをダウンロードし、テクスチャ付き形式を読み込めるスライサーやカラーペイントツールにインポートします。テクスチャの領域をセット済みのフィラメントに対応づけ、パージ量を調整してプリントしましょう。単色でプリントするパーツには、代わりにSTLを使ってください。

マルチカラー出力の仕様

カラープリントの成否は、書き出したファイルが実際に何を含んでいるかで決まります。以下は、マルチマテリアル運用の観点から見たHi3D生成結果の性質です。

機能詳細
カラー情報ベイク済みPBRアルベドマップ(ベイク前にデライティング処理)
カラー用の書き出しGLB — メッシュとテクスチャを1ファイルに収録
編集用の書き出しOBJ + MTL(テクスチャは独立した画像ファイル)
単色用の書き出しSTL — ジオメトリのみ、テクスチャなし
メッシュ水密(穴のない)マニフォールド形状で、3形式すべてで同一

よくある質問

GLBを使ってください。3つの書き出し形式のうち、色情報を持つのはGLBだけで、メッシュとベイクしたアルベドマップを1つのファイルにまとめているため、カラー対応のスライサーやペイントツールがそのまま読み込めます。STLは仕様上まったく色情報を持ちません。OBJでも使えますが、複数のファイルをセットで管理する必要があり、取り違えが起きやすい形式です。

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